【海外】《米国ニュース》音楽レーベル団体、違法リッピングサイトを提訴

 9月26日、国際レコード連盟(IFPI)は、アメリカレコード協会(RIAA)や英国レコード産業協会(BPI)などの14の音楽レーベル団体が、YouTubeの動画を音楽ファイル(MP3)に変換できるサイト「Youtube-mp3.org」の運営業者をロサンゼルスの裁判所に提訴したと発表しました。
 Youtube-mp3.orgは、月に60万人以上がアクセスする最大規模のストリームリッピングサイトで、これを利用することで、ユーザーはどこでも無料で永続的に再生可能なファイルを取得でき、音楽会社に対するロイヤルティの支払いを免れることができます。
 RIAAやBPIなどの団体は、Youtube-mp3.orgの行為は著作権侵害だとしてサイトの停止及び15万ドル(約1700万円)の損害賠償も求めているということです。
 RIAAやBPIなどの団体は、「Youtube-mp3.orgは、アーティストやソングライター、レーベルが持つ曲を何百万とかき集めており、オンライン闇市場の問題に対して取り組めば、音楽ファンは正規のストリーミングサービスだけにアクセスできるようになる」とコメントしています。
 なお、YouTubeは、「当社のサービス規約では、著作権保有者の明示的な同意なくYouTube上の動画をダウンロードまたはコピーすることを禁止している。違法ツール、または当社のサービス規約に違反するサービスに関する通知を受けた場合、当社はしかるべき措置を講じる。
とコメントしています。