【韓国】韓国特許裁判所、「国際裁判部」を新設予定

8月3日、韓国の特許裁判所に、英語で裁判を行う国際裁判部が早ければ2016年2月に設置される見通しとなったことが分かりました。国際裁判部が設置されると、英文の証拠及び書類などは翻訳を必要とせず、また英語による弁論も可能になります。
これまでの韓国の裁判所は、法廷内では韓国語のみを使用することとなっており、外国語で書かれた証拠や書類は韓国語の翻訳文が必須でした。しかし、国際裁判部が設置されることにより、証拠を提出する際などに翻訳文の作成を翻訳者に依頼する必要がなくなります。
しかし一方で、韓国企業からは、英語での訴訟となった場合、外国企業が有利になるとの指摘がなされていることから、大法院は、被告及び原告の両当事者が望んだ場合のみに英語での裁判を許容する方針を示しています。