【海外】商標登録に関する、オンラインシステムでの手続きを開始

5月25日、カンボジア商業省は、商標登録に関するオンラインでの手続きを開始しました。
 同省は、知的財産権侵害等から保護するため、現地及び海外の企業や個人は新しいオンラインシステムを通じて商標登録の申請をするよう促しています。
 オンラインでの商標登録の申請は、同省で直接関係者に書類を提出する従来の商標登録の申請システムのオプションとして開始され、このシステムと並行して機能します。なお、オンラインで商標登録を申請する者は、アクレダ銀行、カナディア銀行、FTB銀行の3つの銀行でオンライン決済サービスを利用して登録料を支払うことができます。また、オンラインシステムを通じてなされた商標登録は、110ヶ国以上に及ぶ国際的なシステムと結びついています。
 同省のパン・ソラサック(PAN Sorasak)大臣は、新しいペーパーレスのオンラインシステムについて、「公共部門及び民間部門の両方に役立ち、組織にとって知的財産権の保護に役立つだろう。また、商業省で直接関係者に書類を提出し、汚職の機会を作り出すような既存の登録制度を改善することもできるので、時間及び費用を節約しながら商標を保護し無益な対立を防止するため、可能であればオンラインシステムで商標登録するようにと促していく。」とコメントしています。
 このオンラインシステムは、世界知的所有権機関(WIPO)の技術チームによって計画されたものです。WIPO事務局長補の高木善幸氏は、「オンラインシステムは、カンボジアで商標を保護するために商標登録のスピードと容易さを改善する。また、外国での商標保護の確立を支援することに役立ち、国際的な商標管理を支援する制度であるマドリッド制度の第一歩でもある。」とコメントしています。
 カンボジアは、2015年のマドリッド制度に加盟して以来、商標登録が増加しており、WIPOのデータによると、5月29日現在、6913件の商標登録がなされ、2017年の商標登録件数は既に1884件に上っています。